WORKMOTIVATION

資料と万年筆

【講演】経営行動科学学会で、シンポジウムを開催しました。

ワーク・モチベーション研究所所長菊入みゆきが、

一橋大学で11月8,9日に行われた経営行動科学学会で、

下記のシンポジウムを開催しました。

キャリア構築理論(Career Construction Theory)の現代的意義の検討
―企業、公的機関、教育機関での適用と課題―

 


 

【話題提供者】

波田野匡章(明星大学)

菊入みゆき(JTBモチベーションズ/筑波大学大学院)

堀口康太(川崎市役所/筑波大学大学院)

濱野裕貴子(電気通信大学)

【指定討論者】

御手洗尚樹(日立ハイテクノロジーズ)

吉田朋子(わかもと製薬)

◆シンポジウムの背景

この2年に渡り、筑波大学大学院博士前期課程の修了生の有志が集まり、

キャリア構築理論について研究を行ってきました。

 

キャリア構築理論の提唱者であるSavickas,M.L.博士の

「The theory and practice of career construction」という著作を、

手分けして翻訳し、読み合わせを行うというスタイルで、

週末や夜に何度も集まり、討議を重ねました。

一定の成果が出たと判断し、シンポジウムとして世に問うことにしました。

 

◆キャリア構築理論

キャリア構築理論は、
「個人が、自らの職業行動や仕事経験に意味を課すことによって、自分のキャリアを構築する」
という考え方に依って立つものです。役職や職歴といったキャリアの客観的な側面よりも、
キャリアを自己概念の表出と捉える主観的な側面に焦点を当てています。

 

メタ理論として、
「自然や自己についての正確で客観的な説明というものは、社会過程の産物であり、
人々の間で構成されたものである」(McNamee & Gergen, 1992)
とする社会構成主義を用い、個人による出来事の解釈である語り(narrative)
を重視しています。

 

変化の激しい現代において、一人一人が自分のキャリアに価値を見出し、
環境に適応して成果を上げ、充実した人生を送るために、
上記の考え方は非常に有効であると考えられます。

 

◆シンポジウムの内容

シンポジウムでは、キャリア構築理論の概要と、これを適用した事例について発表しました。
菊入は、ある販売会社での女性を対象としたキャリア教育の事例を取り上げ、
キャリア構築理論に則って、分析と考察を行いました。

11月8日(日)の朝9:30という早朝から開催されたシンポジウムでしたが、
聴講者は熱心にメモを取りながら耳を傾けていました。

 

会場からは

「キャリア構築理論はとても有用と思うが、実際のところ、
現場からどう受け止められているのでしょうか」

「インターンシップの事例はありますか」

などの質問があり、議論を深めることができました

 


 

 

【所長メッセージ】

キャリア構築理論は、非常に奥深く、実践的な効果がよく考えられている理論です。
研究すればするほど、なるほど、と感心することが増えていきます。

シンポジストの方々とは、今後も研究を重ね、来年はさらに進化した事例や
理論の解釈を発表しよう、と話し合っています。

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