コラム

2017年12月19日

イノベーションを生み出す組織づくりの条件

higuchi kazuhide

野本 明日香

株式会社JTBコミュニケーションデザイン
HRコンサルティング局
チーフコンサルタント

先日、「組織開発研究会~日本企業をイノベーティブに生まれ変わらせるには~」というタイトルで、人事や経営企画などのご担当者様にお集まりいただき、研究会を実施しました。

 

この1~2年くらいで、組織でイノベーションを創出したいというご相談がとみに増えています。理由は複数考えられますが、様々な環境や事業構造が変わることにより、現在のやり方、事業では将来食べていけなくなる可能性があるという危機感から、イノベーション創出の必要性を感じている企業が多いように思います。

長く続いてきた企業がイノベーションを創出するには、スタートアップ企業がイノベーションを創出するのとはまた違ったハードルがあります。それは、風土の壁と筋力の壁です。

大企業がイノベーションを起こすための条件は「風土」と「筋力」の2つだというお話を良くします。「風土」は、チャレンジを歓迎する、失敗に対して寛容、コミュニケーションが活発、新しいアイディアを守り育てる風土があるか、など。

「筋力」は、大きく言うと「考える力」「新しいものを生み出す力」です。この筋力は、既存業務をうまく回し、発展させていくときに使う筋力とはまったく異なるものです。筋力がないと、いくら風土が良くてもイノベーションは生まれませんし、育ちません。そこをまず鍛える必要があります。この2つの力は意識して鍛えることができるのです。また、イノベーションを生むには規律を無くし、自由にする、というイメージをされる方も多いと思いますが、たくさんのイノベーションを生んでいるシリコンバレーでは、「Go crazy」ではなく、イノベーションを生むための「discipline」を守ることが重視されているそうです。

現在の日本企業が抱えるイノベーションに関する悩みの多くは、日本の教育や文化的背景に起因するところもありますが、いずれにせよ、この「風土」と「筋力」を整えていくことが、急務だと感じます。日本型組織の「愚直で統制が取りやすい」という強みを生かし、正しい方向に風土を導き、筋力を鍛えていけば、きっとたくさんのイノベーションが日本から生まれるのではないかと考えています。

日々お客様と接する中でも感じることですが、「風土」が変わり、「筋力」が育ち、新しいものが生まれていく様は、それは素晴らしいものです。

私たちJTBコミュニケーションデザインは、今後も組織開発や人財育成に関する様々なテーマの研究会を開催してまいります。みなさまとの議論を通じて、より多くの気づきや学びが得られる機会にしていきたいと考えておりますので、ご参加お待ちしております。(※各回の詳細は当社ホームページをご覧ください)。

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