コラム

2020年02月13日

熱意と責任を強く持つ人事教育チームの特性とは?

夏苅 正史(なつかり まさし)

夏苅 正史

株式会社JTBコミュニケーションデザイン
HRコンサルティング局
コンサルタント

組織開発や人材育成のご支援をさせていただく中で、複数回の議論を重ねプランを具体化していくわけですが、その過程の中で、あるべき姿に向かおうとされる熱意(=覚悟)と、課題とその解決に向けた高い責任意識をもつ複数の企業の人事教育チームとの出会いがありました。

 

今改めて振り返ると、熱意と責任意識を強く感じられている人事教育チームには、共通する特性があります。

1.育成対象者の成長を想い、育成プランへの強い拘りを持つ

一方的にコンサルタントに任せることなく(‶なるほど“で済まさず)、学習&体験していただくことの優先順位や期待される成果について何度も検討をしながら、人事教育チームと弊社が一緒になってプランに磨きをかけ続けられる。これが単年ではなく、複数年継続される。

2.弊社に対して多くの要求をいただく(良い意味で遠慮なく!)

育成対象者が所属している組織の特性や、置かれている育成対象者の状態をふまえ、一定の情報提供があることに加え、伝えるべきメッセージや複数の強調すべきポイントについてのご要望をいただく。

常にゴールを見据えたコミュニケーションが展開され、弊社への要求も増え、互いの役割が明確化される手応えを都度感じながらプロジェクトが進捗する。

3.弊社コンサルタントから人事教育チームへのご相談、お願いを快く受け入れてくれる

会社都合(組織風土)を言い訳にせず、育成機会に向けた事前課題はもちろん、経営層の巻き込み、また、自社オリジナルのコンテンツ開発に向けた社内協力体制など、成果の最大化へ向けて我々からのアイディアやご相談を前向きに捉え、ご検討いただける姿勢を持っている。

このため、常に議論が活性化され、ポジティブな環境がつくられる。

上記1~3を複数年繰り返し、都度プランをバージョンアップさせながら磨きをかけ続け、4年目で人事教育チームの方々がご納得されるトレーニングメニューが開発された経験をしました。

 

今市場では、PM理論、フィードバック理論、リーダーシップ理論、コンピテンシーや目標管理など、既にマネジメント基礎理論を学習済みである企業が多いにも関わらず、課題解決への進捗が鈍いことの悩みが減らないことも確かです。

 

経営課題や組織課題の深さや重さにもよりますが、ここの全てに我々が明確な『解』を持っていることをお約束できるわけではなく、『解』へ向けて一緒に議論を深め、今気づいていない新たな組織課題の認識とその解決プランを導き出せるような機会をつくり出すことが顧客ニーズの1つであることを感じています。

 

課題を解決する手段というのは、そう簡単にある訳ではないことを理解しており、我々の知見を上手く利用し、互いの連携によって、解決へと導き出すことを前提としている企業様が増えているのではないでしょうか。それだけ各社様が経営と組織について日々勉強をされており、人材育成の問題解決に向けて‶待ったなし“の危機感迫る重要課題として位置付けているのでしょう。

 

我々の経験値と知識値を活用いただきながら、人事教育チームと弊社が一緒になって、毎年の実践をふまえた繰り返しのreview(議論)を集積させ、コンサル的な効率論ではなく、また単純に合理的な判断によるアプローチでもない『意識醸成とスキル学習の人材育成モデル』をつくりあげていくことが、我々の役割でもあります。そのためも、我々は、お客様の学習スピードを超えて、今以上に、コンセプチュアルスキルや関係構築力を鍛え続けなければいけませんし、良い意味でのプレッシャーを感じながら課題解決に向けてお客様と正対し続けたいと強く思っています。

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