コラム

2016年12月07日

企業理念は「社員の自律性」を育てる 《ワーク・モチベーション研究所長ブログ》

菊入 みゆき (きくいり みゆき)

菊入 みゆき

ワーク・モチベーション研究所 所長
シニアコンサルタント

■企業理念を説明できるのは社員の3人に1人

 

 

「顧客第一」「社会を明るく」「誠実 公正 優しさ」など、企業の公式サイトには理念が大きく謳われています。
企業理念は、その企業の社会的な使命や大切にする価値観などを言葉にしたもので、いわば企業の根幹と言えます。

 

 

しかし、その会社の社員の方々にお会いすると、企業理念の全文を言える方はあまり多くありません。
当社が行った「企業理念の浸透と社員のパフォーマンス」に関する調査でも、「自社の企業理念や行動指針の内容を、社外の人にわかりやすく説明できる」のは、一般社員の場合、3人に1人です。

 

 

企業内で、理念浸透に関する対策を担当している方々は、相当ご苦労をされていることと思います。
よくお聞きするのは、「理念浸透策を実施したいが、社員の多くは『仕事が忙しくて、理念どころではない』という意識を持っており、実施しにくい」という声です。
こうした声の背景には、「企業理念と通常の業務とは関係がない」という思い込みがあります。

 

 

 

■企業理念に沿った行動を取る社員は自律性が高い

 

 

しかし、実際には、理念浸透は業務の成果に密接にかかわっています。
前述の調査では、理念の浸透度と自律性が相関を持つことがわかりました。
理念に沿った行動を取る社員ほど、
「仕事上で、やってみたいことや挑戦したいことがある」
「指示された仕事であっても、自分なりに工夫したり独自のやり方を考えたりする」
といった自律性を表す質問に、当てはまると答える割合が高かったのです。

 

 

理念に沿った行動を取るということは、社員個人の判断の軸として、理念が根付いているということです。
しっかりとした判断の軸があることによって、様々な挑戦をしたり、工夫をしたりできる、即ち自律性や自主性が向上すると考えられます。
調査では、理念に沿った行動をとることはモチベーションや業績と相関があることも明らかになりました。

 

 

業務多忙な組織であるほど、自律性を高め、モチベーションと業績を高めるために、理念浸透が必要なのです。

 

 

ぜひ、社員の方々に理念浸透の効果をご理解いただき、効果的な浸透施策を実施できるよう、挑戦し、工夫をしていきましょう。

 

 

ワーク・モチベーション研究所 所長 菊入みゆきの紹介はこちらから

ワークモチベーション向上・企業理念浸透等のご依頼・ご相談はこちらから

CONTACT

お問い合わせ

弊社へのお問い合わせ、ご相談につきましては、「お電話」または「メールフォーム」よりご連絡ください。